研究成果一覧表

発表誌名

題目(著者)

発表形式

内容

浦上財団研究報告書Vol.317-29199212

食品および食習慣の子供の健康に及ぼす影響に関する調査(若松秀俊)

助成金報告書

FAXによる調査表の画像処理法と調査データベースの自動構築法を提案し,質的データを客観化・数量化するために双対尺度法の拡張とファジィ的手法を取り入れた統計的解析方法を提案し,調査データに適用して有効性を確認した.

Health Sciences,13(1)31-18,1997

普通紙を用いた調査票データの自動処理

分科会報告

「普通紙からなる調査票」処理の省力化のために開発したニューラルネットワークを用いた画像読み取りとデータファイルの自動構築のための情報処理システムについて,実際に行った調査の処理を例にとってその機能を説明する.

International Congress of Nutrition 16th 9819977

Investigation of influence of daily food intake on the health and growth of children

H. Wakamatsu and S. Kagei

国際会議

Various kinds of influential factors are made clear by the proposed statistical analysis, which will give useful information for the promotion of health and growth of children. In order to cope with laborious works dealing with a great number of data in an investigation by questionnaires, a new method is developed by means of telecommunication and computer networks.

14回日本健康科学学会大会 予稿集,232-233, 東京, 199810月.

子供の生活習慣と健康に関する調査結果

(若松秀俊,倉上洋行,檮木智彦,林由紀子,高田和弥,影井清一郎)

学会発表

子どもにおける野菜の摂取状況などを把握した.これと関連深い研究に,『日本健康科学学会 18回学術大会論文集:342,茨城,200210』などがある.

53 日本栄養食糧学会大会 講演要旨集:111,東京,19994月.

栄養のバランスに対する保護者の関心と子どもの食行動に関する検討

(若松秀俊,倉上洋行)

学会発表

保護者に栄養バランスに対する関心があると,子どものファストフード摂取や感冒の罹患頻度が少ないとする回答が得られた.

第9回日本健康教育学会 講演集102-103,千葉,2000年.

子供の健康と生活習慣についての調査―調査結果にみられる子供の食習慣と様式―

(若松秀俊,大町明香)

学会発表

詳細は,Health Sciences,18(2)127-1382002.を参照して下さい.

日本健康科学学会 17回学術大会論文集,240,石川,200110月.

甘いものの摂取と主観的症状に関する検討

(倉上洋行,若松秀俊)

学会発表

詳細は,Health Sciences,18(2)141-1492002

を参照して下さい.

日本健康科学学会 17回学術大会論文集,241,石川,200110月.

食卓の雰囲気と子どもの行動意欲

(若松秀俊,倉上洋行)

学会発表

詳細は,Health Sciences,18(3)169-1772002

を参照して下さい.

Health Sciences,18(2)127-1382002

食品および食習慣の子供の健康に及ぼす影響に関する調査

(若松秀俊,大町明香)

原著論文

全国規模の調査データについて概要を把握したところ,特に,地域差,性・学年差が認められなかった.また,データの自動処理についての概要も示した.

Health Sciences,18(2)141-1492002

糖質摂取と子どもの主観的症状に関する検討

(倉上洋行,若松秀俊)

原著論文

糖質摂取頻度の変動と主観的症状の多さが有意に関連する可能性が示された.また,主食に占める米飯食比率から,主観的症状への影響を推測したところ,有意差は認められず,主食全体でのGI値の重要性が示唆された.

Health Sciences,18(3)169-1772002

食卓の雰囲気と子どもの積極性

(若松秀俊,倉上 洋行,大町明香)

原著論文

明るい雰囲気の家庭環境が食事をおいしく感じさせる可能性や子どもの精神的活動性を高める可能性が示された.

日本健康科学学会 18回学術大会論文集:342,茨城,200210月.

小中学生の「いらいら感」に関する一考察

(倉上洋行,若松秀俊)

学会発表

牛乳・野菜といった微量栄養素を多量に含む食品の欠如が子どもにおける「いらいら感」を引き起こしている可能性が示された.

日本健康科学学会 18回学術大会論文集:341,茨城,200210月.

子供の食事や栄養に対する保護者の関心のあり方とその背景

(檮木智彦,若松秀俊)

学会発表

「子供の食事や栄養に対する保護者の関心」は,子供の生活や食習慣に影響を与える要因の一つと考えられるので,そのあり方と背景について検討を行った.

Health Sciences,19(1)58-652003

保護者の養育態度と小中学生の精神的不調との関連研究

(倉上洋行,若松 秀俊)

原著論文

養育態度と子どもにおける抑うつ気分や自殺念慮との関連について考察した.

Health Sciences,19(2):112-1212003

保護者の栄養バランスに対する関心と小中学生の食品摂取傾向

(倉上洋行,若松 秀俊)

原著論文

『栄養バランス』という漠然とした概念について養育者のパラダイムを大局的に捉えた.健康食品との関連についても考察した.

Health Sciences,19(2):127-1352003

子供の生活習慣と虫歯の関連

(本間達,若松秀俊)

原著論文

実生活における虫歯予防のために,子供の虫歯の数と食生活の関連について総合的に検討を行った.虫歯の罹患が単一要因のみによるものではなく,生活習慣全般に依存するものであることを明らかにした.

Health Sciences,19(3):184-1932003

子供の食事や栄養に対する保護者の関心を対象変数とした属性の交絡性

(若松秀俊,檮木智彦)

原著論文

本研究は,Mantel-Haenszel 法とその拡張法を用いた属性の交絡性に対する推定法のの有用性を確認するために,日本健康科学学会による調査データに基づき推定を行った.その結果,本推定法の有用性が確認された.

Health Sciences,20(1):41-51,2004.

小中学生の食品摂取と主観的「いらいら感」の変化との関連研究

(倉上洋行,若松秀俊)

原著論文

本研究では,小中学生における、主観的「いらいら感」の変化と食品摂取との関連について検討した.牛乳や野菜の摂取と主観的「いらいら感」の変化との間に関連の可能性が示唆された.

Health Sciences,20(1):115-124,2004.

子供の食事や栄養に対する保護者の関心とその背景

(檮木智彦,若松秀俊)

原著論文

「子供の食事や栄養に対する保護者の関心」子供の生活や食習慣に影響を与える要因の一つと考えられる.そのため,そのあり方と背景の検討を目的に,「保護者の食養への関心」に関する8項目に注目し,2項目間の関連性に対する検定と数量化V類,及び変数クラスター分析による解析を行った.

Health Sciences,20(3):284-2972004

多項目の自動解析による子供の生活習慣と風邪の相互影響の評価

(若松秀俊,本間達)

原著論文

「風邪」を健常者が何らかの要素により体調を崩した全身症状と考えたとき,食行動を含めた生活習慣について総合的な関連の検討が必要である.ここでは,χ2 検定を連続的に実行する手法による多項目同時解析を試みた.これに基づいて,風邪についての一般性のある症状を定義した.さらに,この症状に十分な相関のある食行動および生活習慣について身体面および精神面から多角的に検討し,風邪をひきやすい子供の生活について一定の関連を得た.また,これらから子供の風邪の罹患頻度が子供の精神状態に影響にも関連している可能性を得ることができた.