東京医科歯科大学
生体機能支援システム学
(若松研究室)




当研究室では、救命医療、遠隔医療、生活習慣病対策、遠隔保健・看護、障害者・認知症支援などの問題に取り組んでいます。

そのため、医療、保健・看護、福祉にシステム制御工学、情報通信工学、電子工学などの積極的な応用を行っています。

また、眼球運動のモデリング、バーチャルリアリティといった運動・感覚の解析と創造や、高等教育の問題なども研究しています。








★情報通信・システム制御技術を医療・福祉・介護に応用!

−総論的概念を述べた講演(科学新聞2007年12月7日)−
状態 健常・介護 要介護・通院 要介護・通院 緊急 入院
担当者家族ヘルパー、介護福祉士看護師救急救命士医師
所在在宅      施設救急車病院
テーマと範囲救命のための生体機能支援
遠隔保健看護
遠隔コミュニケーション
遠隔リハビリテーション・アミューズメント
病床生産・社会活動支援システム
遠隔医療
老人・障害者福祉
子どもの健康と食生活



★ヒトの感覚・運動のモデリング・解析・創造!

バーチャルリアリティ力学モデルによる仮想物体の構築と切離・破壊の人工現実感の創造
眼球運動解剖・生理に基づいた眼球の感覚と運動の統合モデル



★大学・高等教育の問題を考える!

大学院教育高度で幅の広い教養教育を目指す新しい大学院講義の試みと問題点
カルシュ博士旧制松江高等学校ドイツ人講師の足跡を追いながら現在の教育を考える









救命のための生体機能支援システム

救命救急、集中治療、あるいは脳低温療法で欠かせない患者の生理状態管理をよりよいものにするために、
生体を臨床的に望ましい状態に自動制御する、生命維持の総合的な支援システムの開発を行っています。    


バーチャルリアリティ

製作・変形・破壊
  物資の本質的変形と操作運動の総合的解析と応用
  粘弾性塑性を備えた仮想物体の変形破壊と操作機器




眼球運動

解剖・生理学と対応したヒト眼球運動システムの理論的な説明




保健看護のための遠隔システムの開発

<生活習慣病の予防・管理の支援>

食事・生活習慣を自己管理するためのシステム。絵と文字の一体化したアイコンを、主観的に選んでデータをためていくと、傾向が見えてきます。『振り返り』による『気づき』を通して、より良い生活を模索するためのツール。



<医療福祉コミュニケーションの活性化支援>

医療福祉従事者と患者・被介護者、あるいは医療福祉従事者同士が密にコミュニケーションを行える簡便で安価なシステム。

離島・へき地を結んだ、メンタリング、カンファレンス、コンサルテーション、在宅リハビリテーション、在宅医療の支援などに応用可能。




遠隔コミュニケーションシステム

<多地点間双方向対面コミュニケーションシステム>

2地点間だけでなく、3地点間以上でも対面しながら会話が可能。日本−韓国、アメリカ、ドイツなど、海外とのコミュニケーションにも応用可能



<遠隔講義システム>

離島・へき地にいてもゼミ・講義・会議・シンポジウムなどにリアルタイムで遠隔参加できる簡便で安価なシステム。

現在、沖縄県立看護大学に導入され、実際の講義に使用されています。




ネットワーク遠隔リハビリ・アミューズメントシステム

画面の中に入り込んで、楽しみながらリハビリも行えるシステム。



病床生産・社会活動支援システム

療養・介護の床上にあっても、生産労働による社会活動を可能にする!



遠隔医療

誰にも助けを求められないときでも自らの救命を行い、通信で医師の診断と処置が受けられる!




老人・障害者・傷病者の保護・支援

「訓練や指導ではなく継続的体験を擁護し、無いものを補い、できない部分の支援による自立的生活
の支援」(日本福祉文化学会より)を目指して、種々のシステムや技術の開発を行っています。




子どもの健康と食生活

全国の小・中学校生たちの食事、健康、生活習慣について調査しました!




新しい大学院総合講義の試み

時代を切り開くための高度な一般教養のために、斯界の第一線で活躍の専門家による深くて広範囲の講義を!




フリッツ・カルシュ博士

教育の原点を身をもって教えてくれた旧制高校教師









教授からのメッセージ

研究の未来,産業界への提言,受験生へのアドバイスを若松教授が語ります。

  • メッセージ内容




  • 研究・教育理念

    <当講座の目的>
    従来の方法では実現困難な検査技術を新たに開発するために, 広範囲な理論と技術を教育・研究することを本講座の主たる 眼目としている。そのためにシステム制御,電子計算機,エ レクトロニクス,機械技術,ORなど,種々の領域から多角 的・総合的に考察を行いながら,この分野の問題解決や新し い学問の方向の設定が図れるような教育と研究を行う。


    <研究の方針>
    本講座は生体機能のハードウェア化,医用制御機器の開発と 臨床応用,医療生体計測と情報処理システムの開発に関する 研究を行っている。


    <教育の方針>
    【学 部】
    医学における種々の工学的要求やそうした環境に十分対応 できるように電子技術,や電子計算機の応用を可能とする ような実際に即したシステム理論や情報理論を教育する。


    【大 学 院】
    臨床検査のための自動化技術の開発に必要な生体計測,医療 情報学,生体機能制御技術を教育する他に,新しい知能セン サーや情報処理を備えた医用機器を開発の方法を具体的な応 用に沿って教育する。



    共同研究の募集

    積極的に行いたいと思います。お気軽に御連絡下さい。

    特に老人用ゲームの 共同研究申し込みにつきましては 若松教授 までご連絡ください。 ゲーム機の貸し出しも行っております。

    なお,日本健康科学学会「子供と健康」分科会が1990年から 1994年にかけて行った 「生活習慣が子どもの健康に及ぼす影響」調査データを公開しております。 データは全国約1万件,335項目におよぶ巨大なデータとなります。 処理方法に合わせてデータ変換したものを用意してありますので, リンク先に記載された問い合わせ先にメールでお問い合わせ下さい。




    学生について

    <大学院生・学部生の募集>
    私共の研究室は,工学と医学の学際領域を研究しております。 したがって,様々な専門分野から幅広く学生を集めたいと考え ております。現在までに,医学部出身のみならず,工学部や理 学部,農学部の出身者も在籍しております.このホームページを 読んで研究室に興味をもたれた方は,お気軽にご連絡下さい。 何事にも前向きでやる気のある学生を希望します。


    <学生の就職・進学状況>
    詳細は進路のページをご覧ください。



    国際交流




    研究室へのアクセス

    研究室への行き方。JRお茶の水駅お茶の水口下車、地下鉄丸の内線お茶の水駅下車。
	医歯学総合研究棟(T期棟)16F
    交通機関
    JRお茶の水駅から徒歩8分。16階。
    郵便・電話
    〒113-8519 東京都文京区湯島1-5-45
    Tel 03-5803-5367



    研究室の人々

    教員

    学生

    学外研究員




    English page

    English pages are available


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    生体機能支援システム学 - 2011年6月1日更新 - ご意見ご感想はこちらへ